
はじめに
みなさん"秋"といえばなにを思い浮かべますか?
実りの秋、芸術の秋、スポーツの秋… 涼しさも増して、「どこにお出かけしようか」「どんな美味しいものを食べようか」 なんて、"秋"を考え始めると楽しみなことばかり浮かんでくるのは私だけでしょうか。
今日はそんな秋についてお話ししたいと思います。
-好きが溢れる不思議な季節-

私はどの季節も好きなのですが、1番と言われたら"秋"と答えます。
大好きなコーヒーもより美味しく感じられたり、食べたいものに溢れていたり。 (解禁と同時に、真っ先にはらこめしを食べに行った女は私です…)
趣味で見に行くブルーインパルスという航空機も、空気が澄んでより高く見える空により一層目を奪われます。 いつもは気にも留めないような道も、木々が秋色に染まって私たちを楽しませてくれています。
季節的に日が落ちるのも早いせいでしょうか。 "秋"は不思議と私の行動力まで上げてくれている気がします。
-お気に入りの"器"紹介-


今回はそんな"秋"にであった"器"をご紹介したいと思います。 (どうしても愛が溢れてしまうので、たまにおかしな発言をしてしまうかもしれませんがお付き合いいただけますと幸いです…!)
こちらはフィンランド ARABIA 社(アラビア)の Ruska(ルスカ)というシリーズです。一目見た瞬間に、一目惚れ。 素朴ながらも今までに出会ったことのないような、スモーキーでマットな質感と風合い。
一生愛そうと思いました。シリーズの名前である Ruska は、フィンランド語で"紅葉"を意味しています。硬く丈夫でオーブンまで対応している汎用性の高さから、1961 年〜1999 年まで長く生産されています。
カップ&ソーサー以外にも30以上のシリーズがあり、今でも北欧の一般家庭で愛されている人気のデザインです!Ruska はそんな手軽な一面もありながら、鉄を含んだ特殊な釉薬により色の出方に個体差が あるため一点ものとしての魅力もあります。
それぞれの色に染まった落ち葉のような、不思議な魅力がありますよね…。ちなみに私がおうちにお迎えしたこの子は全体的に黒の要素が多く、秋に例えるなら栗とかどんぐりみたいな色合いです。
ですがコーヒーを飲み進めると、だんだん内側の色味が明るくなっていって紅葉の色づきが感じられるのです。こうして表情が変化するところが、また可愛くて…!
お気に入り過ぎて、後日同じシリーズのクリーマーもお迎えしてしまいました。
-ときめきのある日常-

"器"に限らず、"秋"もまた毎日を豊かにしてくれるものが溢れています。
今回も大好きな"器"を通して、私のロマンを感じる日常を綴らせていただきましたが、皆さまが感じる日常のときめきやワクワク、好きなものがあればたぜひお聞かせいただけないでしょうか。
また余談ですが、紅葉という言葉は日本とフィンランドにしかないそうです。この器を一目見て一生愛せると感じたのは、紅葉を愛する日本人の感性となじむものがあ ったのでしょうか。
そして、いつかフィンランドの紅葉を見てみたいなあ… そんなことを思いながら今日もコーヒーを頂きます。