当店では、OLD PROBAT(オールドプロバット)と呼ばれる1960年代の
ヴィンテージ焙煎機を使用しており、その蓄熱性能の高さによって
豆の芯までしっかり火を通すことで、ボリビアクワトロリャマスゲイシャ種の持つ華やかさや奥深い甘さを実現しました。
ボリビアのコーヒー生産者は昔からの農家だけではなく、新世代も頭角を現し始めています。
できたての精製施設で活動している4 Llamas(クアトロリャマス=四匹のリャマ)。
クアトロリャマスの中心人物はアンディとマリタの若いカップルで、アンディはスイスのジュネーブの大学で社会貢献について学び、
マリタは経済学について学んでいました。
彼らはサステナビリティに関するNGOを立ち上げようと考えていましたが、コーヒーと発酵の世界にハマり、ボリビアで起業することを決め
人づてに出会った農園の隣にワインの醸造に用いる卵型の発酵槽を備えた精製所を建てました。
クアトロリャマスは、カラナビの小規模生産者からチェリーを購入し、発酵の実験を重ねています。
再現性の高い発酵の技術が、小規模生産者のコーヒーの価値を向上させると信じているのです。
エコシステムの構築にも力を注ぎ、どんな設備を整えたら豊かになるのか、どんなエコシステムが機能するのか実験を重ねています。
「私達は優れた栽培技術を持っていても精製技術を持たない小規模生産者に、大きな精製所を作らなくてもバケツでアナエロビックはできるし、
誰でも国際品評会に出品できるようなコーヒーをつくれると伝えたいです。私達が精製所を建てた目的は、ここで研究を重ねて、
小規模生産者でも再現できるような知識を伝えることなのです」
彼らの実験は、世界全体のコーヒーのサステナビリティを高める可能性を秘めています。
ブレンド内容:ボリビア ユンガス地方 カラナビ
焙煎度:ライトロースト
おすすめのシーン:ケーキや焼き菓子と一緒にカフェタイム、お祝い事や特別な日に
おすすめのペアリング:クッキー、フルーツがたっぷりのタルト、フィナンシェやマドレーヌ