当店では、OLD PROBAT(オールドプロバット)と呼ばれる1960年代の
ヴィンテージ焙煎機を使用しており、その蓄熱性能の高さによって
豆の芯までしっかり火を通すことでこのタンザニア コーヒーの心地よい奥深い香りと
トロッとした滑らかな口当たりを実現しました。
イユラ組合(IyulaAMCOS)のあるイユラ村では1938年からコーヒーの生産が行われてきました。最初のコーヒーの種子は現在組合の書記を務めるMchina氏の曽祖父が、ルングウェ地区の宣教師から入手したといいます。
その後、1952年に組合が設立され、1981年まではCAT(Coffee Authority of Tanzania, タンザニアコーヒー協会)により管理されていました。長い間、農家宅で収穫~乾燥までを行うホームプロセスで精製を行っていましたが、ムシンビジ川から水を引き、2009年にパルパーを購入したことで2010年からフリーウォシュドへ精製を移行します。
現在はIyula,Hateteの村に住む230名のメンバーが在籍しています。農家は収穫したコーヒーチェリーを午後2時から6時の間にCPUへ持ち込み、午後4時頃からパルピングを行います。収穫量の多い時期はパルピングの作業が午前3時頃まで及ぶこともあります。
その後、ウェットパーチメントはカナルでの比重選別により4段階のグレードに分けられます。そして、天候に応じてドライファーメンテーションを24時間~48時間行い、カナルでの水洗、8~12時間のソーキング、ドライングテーブルで9~14日間かけて天日乾燥させられます。
このタンザニア イユラはビターチョコレートのような心地よい苦味と
マスカットような熟した甘味、スイートライムのような渋み、そして柔らかい質感を感じます。
深煎りに仕上げましたので酸味はなく、香りと苦味とコクのバランスが程よいコーヒーが好きな方におすすめです。
日々の心強いパートナーとなってくれる相棒を探している、そんな方におすすめのコーヒーです。
原産国:タンザニア
生産地域:南西部 ソングウェ州 ムボジ地区
産地標高:1,702m
品種:ブルボン
精製方法:ウォッシュド
焙煎度:フルシティーロースト
おすすめのシーン:家事を済ませておうちで一息つきたい時
おすすめのペアリング:マーマレード/パウンドケーキ(チョコミント)