
はじめに
ちょうど3年前までの私は、1人◯◯が苦手でした。
ファストフードはギリギリ入れましたが、1人カフェ・1人ランチは行けず、1人旅なんて考えた事もありませんでした。(他県の友人に会いに1人で新幹線に乗ったりはできます。笑)
そんな私が、社長の何気ない一言で1人旅を決意した時のお話です。
3年前のゴールデンウィーク明けに、会社から有給を頂くことに。 5連休も頂いたけど、どうやって過ごそう? うーんうーん悩んでいる私に社長がこう言いました。
「まゆちゃん、旅行でも行ってきたら?」 初めは、(考えた事もなかった…と言うか無理です…!!)と思ったものの… 初めての有給をダラダラ過ごすのか? 今までやってこなかった事に挑戦してはどうか? 他県のコーヒー屋を巡れる良い機会では?と考えるようになり、私は決意します。
「行ってみます!」
ひとり旅のMyルール

行き先は、たくさんのコーヒー屋と蔵造りの街並「小江戸」のある埼玉県川越市にしました。 旅行に行くにあたって、自分の中で1つルールを設けました。
【その時見つけたコーヒー屋さんに入る!】です。
あえて調べず行きあたりばったりでお店に入るワクワク感を楽しもうと思ったのです。 1人旅当日、無事に川越到着です。 仙台で言うアーケード街のような商店街を進み抜けると、まるで江戸時代にタイムスリップしたような風景が飛び込んできました。 見るもの全てにワクワクが止まりません。

有名な卵焼き定食を食べお腹を満たした(笑)あと、散策しつつコーヒー屋さんを探し、見つけては入る、お豆を買ってみる…で4軒ほどのお店と出会いました。
"エスプレッソ専門店でメルボルン帰りの気さくなバリスタさんがいたお店 "

"物腰柔らかいママが丁寧にネルドリップで熟成豆珈琲を淹れてくれた喫茶店 "


"菓子屋横丁の中にあり、コーヒーではなく駄菓子が売ってそうなワクワクする佇まいの珈琲豆屋さん "


そして最後に訪れたオープンしてまだ1ヶ月も経っていなかった珈琲豆屋さん。
なんとこの年のハンドドリップ大会の九州代表のバリスタさんが経営されていると言う、何も知らずに入ったら色々と凄かったお店

などなど。気付けばタイプが全然違うお店を巡り、コーヒー欲もすっかり満たされたところでホテルに戻りました。 自分のお腹と時間にもっと余裕があれば…と思うほど、川越にはたくさんの魅力的なコーヒー屋がありました。
偶然の出会いもひとり旅の魅力


この辺りで私はふと気付きます。
…ひとりカフェ、ひとりランチ、ひとり旅… 無理だと思っていた事全部出来てるじゃないか!!
様々な人、様々なコーヒーに出逢えるなら、ひとり旅って良いなぁと思いました。 どのお店の店員さんもみんな人柄が良く、気さくにコーヒーのお話が出来て、緊張がほぐれていったのもあるかもしれません。
スマホや本で事前に調べて行く安心感もあるけれど、何も知らずに訪れた時に手に入れた感動はまるで「自分だけの宝物」のように思い出の中でずっとキラキラと輝いて、たまに私を勇気づけてくれています。
今も5月になると1人旅に出た事を思い出し、あの時感じたワクワク感や感動が蘇ります。皆さまも、こんな旅行の思い出はございますか? 良かったらぜひ聞かせてくださいね。
【さいごに】 川越のスターバックスさんはオシャレすぎて怖くて入れませんでした。...いつかリベンジしたいと思います。笑